Altium Designer ERC / DRC レポート機能 その2 (改) [Altium Designer]
アルティウムデザイナーのチェック機能について
ERC未接続ピン(Unconnected)(Connection Matrix タブ)
■ERC未接続ピン(Unconnected)
(メインメニュー>プロジェクト>プロジェクト オプション(O)...>Connection Matrix タブ>Unconnected列)から実行。
この設定は、オブジェクトのピンにのみ適用されます。
ディフォルトでは、入力に対し信号減(ドライブピン)が存在するか否かを検出します。
入力ピンは、コンパイル時に
No Driving Source〔Pin Ref-PinNo.〕の様に[Warning]として、Messageパネルに出力されます。
また、使われていないパートも、コンパイル時に
Component Ref-Name has unused sub-partt(No.)の様に[Warning]として、同様に出力されます。
当然ですが、ピンの属性がパッシブや出力系のものは、警告が出力されません。
オープン入力ピンのコンパイル時の[Warning]メッセージを抑止するには、
入力ピンに、No-ERC ディレクティブを配置すると、[Warning]のメッセージは出力されなくなります。
但し、ERCチェックもされなくなってしまいますので、注意が必要です。
また、ライブラリ作成時に、電気的属性をパッシブにしてしまう方法も有りますが、
ERCチェックもされなくなってしまいますので、注意が必要です。
入力以外のピンも監視対象にすると、全ての未接続を監視する事が出来ます。(Connection Matrixの変更例)
この設定では、全ての未接続ピンは、ワーニングに為ります。
このままでは、コンパイル後にワーニングのヤマに為ります。
作図の時に意識して空きピンの処理をする必要が有ります。
・ 使わないパートの入力ピンは必ず処理する事。これは電気的にも必要な処理です。
入力はGNDに接続、出力にはNo ERCシンボルを配置します。
Op-Ampの場合は、+入力はGNGに接続、-入力は出力と接続し100%フィードバックすると一石二鳥です。
・ コネクタなど能動ピンでも使わないピンには意識してNo ERCシンボルを配置します。
・ 使わない出力ピンにも意識してNo ERCシンボルを配置します。
使用した参考回路図は、以下のハイパーリンクをクリックしてください
PDF回路図
https://techweb.sakura.ne.jp/ERC-DRC/ERC-DRC_image/ERC-DRC2.PDF
SchDoc回路図
https://techweb.sakura.ne.jp/ERC-DRC/ERC-DRC_image/ERC-DRC2.SchDoc
端末の処理はキッチリと処理することを強くお勧めします。
ERC/DRCのまとめサイトは、以下のハイパーリンクをクリックしてください。
https://techweb.sakura.ne.jp/ERC-DRC/index.html 順次準備中です
以上
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当ブログは、オルグシステムズ プロテル販売 サポートグループが運営しています。
ブログ内容や製品についてのご質問、ご要望、お問い合わせ、誤記のご指摘等は、
メール等でお願い致します。 techlibx@ca2.so-net.ne.jp
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ディフォルトでは、入力に対し信号減(ドライブピン)が存在するか否かを検出します。
入力ピンは、コンパイル時に
No Driving Source〔Pin Ref-PinNo.〕の様に[Warning]として、Messageパネルに出力されます。
また、使われていないパートも、コンパイル時に
Component Ref-Name has unused sub-partt(No.)の様に[Warning]として、同様に出力されます。
当然ですが、ピンの属性がパッシブや出力系のものは、警告が出力されません。
オープン入力ピンのコンパイル時の[Warning]メッセージを抑止するには、
入力ピンに、No-ERC ディレクティブを配置すると、[Warning]のメッセージは出力されなくなります。
但し、ERCチェックもされなくなってしまいますので、注意が必要です。
また、ライブラリ作成時に、電気的属性をパッシブにしてしまう方法も有りますが、
ERCチェックもされなくなってしまいますので、注意が必要です。
入力以外のピンも監視対象にすると、全ての未接続を監視する事が出来ます。(Connection Matrixの変更例)
この設定では、全ての未接続ピンは、ワーニングに為ります。
このままでは、コンパイル後にワーニングのヤマに為ります。
作図の時に意識して空きピンの処理をする必要が有ります。
・ 使わないパートの入力ピンは必ず処理する事。これは電気的にも必要な処理です。
入力はGNDに接続、出力にはNo ERCシンボルを配置します。
Op-Ampの場合は、+入力はGNGに接続、-入力は出力と接続し100%フィードバックすると一石二鳥です。
・ コネクタなど能動ピンでも使わないピンには意識してNo ERCシンボルを配置します。
・ 使わない出力ピンにも意識してNo ERCシンボルを配置します。
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SchDoc回路図
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端末の処理はキッチリと処理することを強くお勧めします。
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