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【DBLib】データベースライブラリーのススメ その3 [データベースライブラリ]

データベース作成の準備について
データベースといっても、エクセルのマルチシートで作成しますので、通常の部品表作成と変わりありません。
本来は、部品表に記載される内容は全て網羅したいのですが、今回は絞り込んだ内容だけにします。
後々、データの追加・削除・変更は何時でも可能ですので、随時行って下さい。
データベースの作成
MS-Excel による、データベースライブラリの制作をスタートしていきます。
1. MS-Excel で新規ファイルを作成し、Personal_DBLib.xlsx と名前を付けます。
2. 次に、シートに名前を付けます。この名前がライブラリーのカテゴリーに為ります。
  シートの名前がカテゴリー分類なるので、細かく分類もできますが、今は少なくし以下の5種類にします。
  1. 抵抗(レジスタ)
  2. コンデンサ(キャパシタ)
  3. 半導体
  4. ロジックIC
  5. 小物部品
3. 次に、シート列の名前を決めます。これがデータベースのフィールド名、部品の属性名に為ります。 
  列(フィールド)名前が部品の属性名になるので、当然、色々と設定したく為りますが、今は最小限にし14種類にします。
  1. Part Number : メーカ型番に準拠します。(固定/変更不可)キーフィールド、回路図とのリンクを保証するものです。
  2. Library Path : SCHライブラリ(回路図シンボル)の相対パスとファイル名
  3. Library Ref : SCHライブラリ(回路図シンボル)のコンポーネント名
  4. Footprint Path : PCBライブラリ(フットプリント)の相対パスとファイル名
  5. Footprint Ref : PCBライブラリ(フットプリント)のコンポーネント名
  6. Code : シリアル番号(編集可・変更可・削除可)
  7. Comment : 回路図に表示される型名や定格値など(編集可・変更可)
  8. Description : 部品の簡単な説明
  9. Manufactuer : メーカ名
 10. Pin Count : 部品のピン数
 11. HelpURL : メーカのホームページURLなど、ヘルプキー(F1)をタイプした時に表示するページを指定。
 12. ComponentLink1Description : Datasheet(固定/変更不可)
 13. ComponentLink1URL : データシートのURL
 14. Note : 備考など(編集可・変更可)
  これら以外に、ユーザーが自由に追加・削除できます。


Excel Sheet Personal_DBLib.xlsx のスクリーンショット

Projects_DBLib_Excel.PNG


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【DBLib】データベースライブラリーのススメ その2 [データベースライブラリ]

データベースライブラリの準備について


名前は、少し仰々しいのですが、旧来のライブラリからの移行には、最も好ましいライブラリ管理の方法と思われます。
過渡期においては、Altium Designer だけでなく、MS-Excel も常時使いながら、基本に為るデータベースを構築しながらの作業になります。
データベースと称していますが、難しい操作も無く、入力するデータも旧来のMS-Excelでの部品表作成作業と変わりません。


データベースライブラリに適した部品と、そうでない部品がありますが、先ずは空のデータベースを作る検討・準備をします。
このプロジェクトのディレクトリ構造とファイルの配置を決めます。後の部品データのメンテナンスにもこのプロジェクトを使います。
 ローカル ディスク(C:)
  ┗ ユーザー
   ┗ パブリック
    ┗ パブリックのドキュメント
     ┗ Altium
       ┗ AD17 --- Altium designer のバージョンにより違う
         ┗ Library --- AD17インストール時に作成されている
          ┗ Personal_DBLib --- フォルダーを新規に作成
 ( C:\Users\Public\Documents\Altium\AD17\Library\Personal_DBLib ) --- 実際のパス
             ┗ Personal.PrjPCB --- ファイルを新規に作成
             ┗ Personal_DBLib.xlsx --- ファイルを新規に作成
               ┗ Personal.DbLib --- Altium designer のDBLib設定後に作成される
             ┗ SchLibraries --- フォルダーを新規に作成
               ┗ Personal.SchLib --- ファイルを新規に作成
             ┗ PcbLibraries --- フォルダーを新規に作成
               ┗ Personal.PcbLib --- ファイルを新規に作成
プロジェクトの構造
Projects_DBLib.PNG
Personal_DBLib.xlsx は、プロジェクトに組みこむ必要性は有りませんが、アクセスを容易にする為にランチャーツールとしてプロジェクトパネルを使います。
次回へ続く
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【DBLib】データベースライブラリーのススメ その1 [データベースライブラリ]

通常ライブラリとデータベースライブラリの違い


Protel以前のライブラリは、絵柄とピン番号とピン名称などの接続情報(ネット)を抽出する為の基本的な情報しかありませんでした。
基板を設計するには、最低限必要な情報は網羅されていますが、現実には以下の情報などが不足しています。
 1. 基板の仕様、外形情報、制約事項
 2. 実装部品の外形情報 ---> カタログやデータシート
 3. 正確で詳細な部品表 ---> 部品の調達先、数量、実績単価、見積もり情報、部品ピン数など
 4. ペア配線、インピーダンス配線、回路電流情報、パターン幅の指定などーーー>DRC情報
データーベースライブラリは、色々な情報をハイパーリンクの形やテータとして組込む事ができます。
旧来のライブラリの絵柄もデータベースフィールドの1項目です。旧来のライブラリが無駄になることはありません。
データーベースライブラリに、可能な限り多くの情報を割り付けることができれば
従来、別作業として作成していた書類を回路図作成時に、効率よく利用する事が可能です。
また、デバック時にも色々な資料を参照することが現場で容易に参照する事ができるように為ります。
アルティウム デザイナー(Altium Designer )+ データベースライブラリーで作成された回路図は、
回路図上に配置されたシンボルからメーカのHPを参照したり、データシートを開くことが可能です。
また、ライブラリの属性やデータベースを整備することにより、随時出力可能な部品表(BOM)で、
基板上の合計ピン数の確認や見積もりの為のコスト計算が常時可能に為ります。
アルティウム デザイナーは、マイクロソフト社のアクセスや表計算ソフトのエクセルに対応しているので
エクセルのマルチシートによるデータの管理が行える為、高価なデータベースを用意する必要もなく、
比較的容易に、エクセルによるデータベースライブラリを構築し管理する事が可能になります。
データベースが充実すると、面倒な部品表作成は何時でも簡単に回路図から出力できる様になります。


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