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【SCH】回路図を描く手順について ~その1~ [Altium Designer 回路図エディタ]

作画手順については、十人十色かもしれませんが、大きな問題です。
トップ・ダウン、ボトム・アップなどの手法や、プロジェクトの構成などは別のものとして、
回路図シートを能率・効率よく描くということを中心に考えてみます。

■ 回路図に要求されるもの
 ・ 手書き図面と同様の、人に対しての絵柄としての接続情報

 ・ 基板設計やハーネス作成の為の電気的に正しい接続情報、俗に言う所の『ネット』(テキスト・ファイル)

 ・ 部品表を作成する為の部品の詳細な情報、俗に言う『BOM』(テキスト・ファイルやエクセル・ファイル)

 ・ 回路図を基にして作成される図面や表の為の充分な情報

 これらの必要な情報は、一般的には作図段階でどんどん書き込まれていく訳ですが、
 その殆どは、接続に関るものが主なものです。
 部品に関する情報は、回路図ライブラリに収録されていなければなりません。

 構想設計が終わり、具体的な回路を決める段階で、使用する部品の選択を始めるわけですから、
 この段階から回路図ライブラリを作り始めるのが、効率のよい、作図・作画ができます。
 暫定ライブラリで作図する時も、後で一括編集が可能に為るような名前を付けておくようにして下さい。
 デバイスシート機能を利用するのも、一つの手段です。

 ペンディングの多い図面は、後日の修正や検証に多くの時間を費やすことに為ってしまいます。
 キーデバイスの選定は、極力早い時期に決定しなければなりません。
 それに基づき周辺デバイスや新規部品のライブラリを作成し、構想設計や試作設計のスタートです。
 特に基板化する場合は、実装密度や機械的な制約がある場合は、部品のサイズに関る変更は、
 外部に対しての各種ロスを発生させてしまいますので、色々な意味で余裕が必要になります。

 ~続く~

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