【Ｓｙｓｔｅｍ】アルティウム・デザイナーのメモリー消費について

Altium Designer は、以前からメモリーの管理に問題が有る様な印象を受けていました。
DXP.exeがリソースメモリを３００MByte前後消費してしまうと、色々な不具合が発生してしまいます。
この状況は、通常あまり発生しないと思いますが、一日中ライブラリの編集や回路図面の編集を
連続して行っていると、かなり高い確率で発生していました。

発生する不具合の内容は、殆どの場合アクセス違反ですが、時には編集内容が壊れてしまう場合もあります。
この様な不幸を避ける為に、Altium Designer にはヒストリ機能が有ります。
ヒストリ機能を有効に使う為には、頻繁に保存して於くことがお勧めです。

次のことを一度試してみてください。
Windows のタスクマネージャで、プロセスのメモリ消費量をモニタしておくと、被害を避けられる場合があります。

モニタするプロセスは、『dxp.exe』です。
起動時は、10MByte～２０MByteです。回路図シートを開くと一気に増加します。
また、編集作業を続けると段々増えていきます。そして、処理速度も遅くなっていきます。
明らかに、処理速度が遅くなったと思ったら、タスクマネージャでメモリ消費量を確認してください。

その時に、必ず全てのファイルを保存しておく事を忘れないで下さい。
そして、編集を中止し、Altium Designer を再起動するか、Altium Designer を最小化してください。
この作業により、Altium Designer は、ワーキングメモリを一旦開放します。

自分のシステムでのメモリ使用量の危険領域を認識しておくのを忘れないで下さい。
インターネットエクスプローラでも、同様の事が発生しますので、同様に不具合を回避して下さい。

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