【DBLib】通常ライブラリとデータベースライブラリの違い [データベースライブラリ]
基板を設計するには、最低限必要な情報は網羅されていますが、現実には以下の情報が不足しています。
1. 基板の仕様、外形情報、制約事項
2. 部品の外形情報 ---> カタログやデータシート
3. 正確で詳細な部品表 ---> 部品の調達先、数量、実績単価、見積もり情報、部品ピン数
データーベースライブラリは、色々な情報をハイパーリンクの形やテータとして組込む事ができます。
旧来のライブラリの絵柄もデータベースのフィールドの1項目です。旧来のライブラリが無駄になることはありません。
データーベースライブラリに、可能な限り多くの情報を割り付けることができれば
従来、別作業として作成していた書類を回路図作成時に、効率よく作成し一括印刷することが可能です。
アルティウム デザイナー(Altium Designer Winter 09)+ TechLIB-SCHで作成された回路図は、
回路図上に配置されたシンボルからメーカのHPを参照したり、データシートを開くことが可能です。
また、ライブラリの属性やデータベースを整備することにより、随時出力可能な部品表(BOM)で、
基板上の合計ピン数の確認や見積もりの為のコスト計算が常時可能に為ります。
アルティウム デザイナーは、マイクロソフト社のアクセスや表計算ソフトのエクセルにも対応しているので
エクセルのマルチシートによるデータの管理が行える為、高価なデータベースを用意する必要もなく
比較的簡単に、データベースライブラリを構築し管理する事ができます。
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【DBLib】データベースフィールドの名称と内容 [データベースライブラリ]
Code : シリアル番号(編集可・変更可)
Comment : 回路図に表示される型名や定格値など(編集可・変更可)
Series : 部品のシリーズ名やカテゴリ
Marking : 部品の表示型名
Description : 部品の説明
Library Ref : SCHライブラリ(回路図シンボル)のコンポーネント名
Footprint Ref : PCBライブラリ(フットプリント)のコンポーネント名
PackageReference1 : パッケージ名称など
Pin Count : 部品のピン数
ComponentLink1URL : データシートのURL
HelpURL : メーカのホームページURL
ComponentLink2URL : 製品情報のURL
Manufactuer P/N : メーカ型名
Part Number : メーカ型番に準拠します。梱包形態は基本的に含めない。(固定/変更不可)
Manufactuer : メーカ名
PCB3D : (未収録)
Signal Integrity : (未収録)
Simulation : (未収録)
Type1 : タイプ・カテゴリなど(編集可・変更可)
Type2 : タイプ・カテゴリなど(編集可・変更可)
Note : 備考など(編集可・変更可)
Vendor : 購入先商社名
Unit Price : 部品単価
ComponentLink1Description : Datasheet(固定/変更不可)
ComponentLink2Description : 製品情報(固定/変更不可)
Footprint Path : PCBライブラリ(フットプリント)の相対パスとファイル名
Library Path : SCHライブラリ(回路図シンボル)の相対パスとファイル名
Designator : デジグネータ(諸元)、”?”を必ず付加する
Component Type : コンポーネントタイプ、Standardなど
これら以外に、ユーザーが自由に追加・削除できます。
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【DBLib】データベースライブラリについて [データベースライブラリ]
名前は、少し仰々しいのですが、旧来のライブラリからの移行には、
最も好ましいライブラリと思われます。
過渡期においては、Altium Designerだけでなく、MS-Excelも同時に
使いながら、データベースを構築しながらの作業になりますが、
難しい操作も無く、入力するデータ量も旧来の作業と変わりません。
データベースライブラリに適した部品と、そうでない部品がありますが、
現在既に、データベースライブラリの制作をスタートしています。
制作の範囲は、下記のデータベースに適した部品を中心に制作しています。
・抵抗(レジスタ)
・コンデンサ(キャパシタ)
・モジュール抵抗(ネットワーク抵抗)
・アッテネータ
・ダイオード
・トランジスタ
・FET
・ロジックIC
データベースの形式は、MS-Access / MS-Excel で用意しています。
将来は、メンテナンスの容易さから考慮しMS-Excel 中心で制作していく予定です。
使用に際し、通常ライブラリにするか、データベースライブラリにするか、難しい問題です。
混在も考えられますので、在庫管理や標準品などに準じて移行するのも考えられます。
データベースの管理は、難しいものではありませんが、時間を要します。
開発や設計以外の部門のことを考えると、データベースライブラリを使うのが好ましいと思います。
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