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【SCHLib】ライブラリコンポーネントの”タイプ”について [TechLIB-SCH 回路図ライブラリ]

■コンポーネントのタイプ
機能に応じて、6種類のタイプが用意されています。

・ Standard - 標準 (Default設定)
  従来からの部品は、全てStandard に設定されます。
  電気的な属性を有します。部品表に出力されます。ネットに出力されます。
  通常は、この属性を設定します。
  部品表に反映させたくない場合は、Standard(No BOM)を設定します。

・ Mechanical - メカニカル
  電気的な属性はありません。部品表に出力されます。ネットには出力されません。
  放熱器やカバー、ネジなどの機械部品類に適用します。

・ Graphical - グラフィカル
  電気的な属性はありません。部品表にも出力されません。ネットにも出力されません。
  会社ロゴマークや、図面のタイトルブロックなどを部品化したものに適用します。

・ Net Tie (In BOM) - ネットタイ
  電気的な属性を有します。部品表には出力されます。ネットにも影響します。
  PCB設計で、違う名前のネットを接続する時に使います。DRCを有効にして使います。
  既知のジャンパーの属性に有効です。部品手配が必要な場合に使います。

・ Net Tie - ネットタイ
  電気的な属性を有します。部品表には出力されません。ネットには影響します。
  PCB設計で、違う名前のネットを接続する時に使います。DRCを有効にして使います。
  既知のジャンパーの属性に有効です。部品手配が不要な場合に使います。
  片面基板等のパターン配線上必要なジャンパーは、PCBエディタに機能が有ります。

・ Standard (No BOM) - 標準2
  電気的な属性を有します。部品表には出力されません。ネットに出力されます。
  カードエッジや、テストパッド、FG用パッド、ショートパッド等が考えられます。

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【SchLib】ロジックICの電源ピン・グランドピン [TechLIB-SCH 回路図ライブラリ]

電子回路図CADの機能として、電源の接続を記述しなくても自動で接続情報を出力してくれる
便利な機能が、EDA各社の初期のバージョンから存在します。
ランダムロジック全盛期の時代には、能率・効率よく作図作業が進み、見た目もスッキリとした
回路図を描くことができ、手書き図面と同じレベルの図面を早く完成させることが可能に為りました。

しかし、この時代でも接続ネットやルールチェック(ERC)機能は余り利用されていませんでした。
回路設計者の怠慢かもしれませんが、電源の接続や入出力の競合などの確認などは、
基板設計者のセンスに頼っていました。
しかし、基板設計者の全てが電気的知識を持っていた訳でもないので、色々とトラブルが発生しました。
回路設計者の勘違いや、基板設計者の経験不足、中間検査の手抜き、人手や時間の不足など等
理由は沢山ありましたが、多くの電子回路CADが導入されました。
また、この時代回路設計者の知識不足や怠慢から、色々なトラブルが発生します。
ロジック回路で、電源とグランドが、全く配線されていない基板を見掛けるように為りました。
この様な不思議なトラブルが、なぜ起こったか?、大きな素朴な疑問でした。
原因は、次の様なものが考えられます。
 ・ 回路設計者が電子回路図CADを理解していない。
 ・ 回路図ライブラリの構造を理解していない。
 ・ CADから出力されたネットを確認・検証していない。
 ・ 基板設計者の知識不足・経験不足。
 ・ アートワーク(がーバーデータ)を充分チェックしていない。
まだ、理由は有りそうですが、一言で言い切るなら、”思い込み設計”があるようです。

最近の、TechLIB-SCH では、電源ピン・グランド・ピンを非表示にする事を中止しました。
理由は、上記の様なトラブルを誘発しない為。
また、最近の半導体は電源の種類が多くなり、システム内の電源系統が複数存在する為。

TechLIB-SCHは、トラブルを誘発しないライブラリ制作に注力しています。

Altium Designer には、未配線を検出する機能が有ります。是非、活用してチェックしてください。

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【SchLib】ロジック回路シンボルの”正論理”と”負論理”について [TechLIB-SCH 回路図ライブラリ]

Altium DXP 以降のバージョンには、
ロジックシンボルの正論理表示のみで、負論理(De-Morganモード)のシンボルは収録されていません。

De-Morgan.jpg

負論理表示やIEEE表示のシンボルがもともと無かった訳ではなく、
Protel 99se 以前のバージョンには、Normal・De-Morgan・IEEE と3種類のモードが用意されており、
正論理表示と負論理表示、そしてIEEE表示と3種類収録されています。
ランダムロジック全盛期時代を反映したものなのでしょうか。
表示モードの名称も、ロジックシンボルを極めて意識したものになっています。

FPGAやASIC、CPU・MPU時代には、負論理のロジックは不要なのでしょうか?
最新のバージョンにも負論理のロジックシンボルは収録されていないのが現実となっています。

負論理のロジックシンボルが必要なときは、
Protel99se のライブラリをダウンロードするか、TechLIB-SCHをご利用ください。

■ 軽視されている、論理あわせ

 論理あわせをしていますか?
 ゲートやドライバーなどやロジック回路の動作を一目で、理解しやすく表現するのが、
 動作状態を表現する為、論理あわせを行った回路図です。
 アクティブ Highなのか、Active Lowなのか、入力から出力までの間の動作状態が一目で分かります。

 ゲート、1個から始めてみませんか?デバグがすこし楽になります。
 この時に必要になるのが、負論理のシンボルなのです。

ライブラリは、現在 ヤフーオークションのサイトで入手出来ます。
2016年のバージョンです。以下のリンクを参照してください。
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